太陽光発電を発電を始めるには、太陽光発電システムを購入する費用だけではなく、他にトランス変更費用と、引込み線設置費用がかかる場合があります。
・トランス交換
トランスとは電信柱の上に設置してあるバケツのような部分のことを言います。
各家庭への電圧を調整する役割があるのですが、太陽光発電で売電しようとした場合、このトランスの交換費用を負担しなければならない場合があります。
トランスには大きさが様々あり、1つのトランスで何件かの住宅の電圧調整をしている場合もあります。
太陽光発電を始める際、トランスの容量が足りないと電力会社が判断した場合は、トランスの交換費用 約20万円 を電力会社ではなく、太陽光発電を設置する側が負担しなければなりません。
※トランスの費用は目安です。状況により異なります。
又、多少おかしな部分ではありますが、1つのトランスにAさん、Bさん、Cさんの3つの住宅がつないでいたとします。
1件目、2件目のAさんBさんが太陽光発電を始めた時にはトランスの容量が足りていたので、トランスの交換は行ないませんでした。
ところが、3件目のCさんが太陽光発電を始めようとした時、トランスの容量が足りなくなりました。
この場合、トランスの交換費用、約20万円はCさんが支払わなくてはならない仕組みになっています。
トランスの交換が必要かどうかは、太陽光発電設置業者が決定後、電力会社に申請を行い、電力会社の調査後、交換が必要かどうかが判明致します。
ですから、あとから聞いてショックを受けないよう、あらかじめ心の準備はしておきましょう。
電力会社や太陽光発電施工業者にもよりますが、オール電化にして電力事態の消費量を拡大したり、大手(一流住宅メーカー)に太陽光発電の設置を依頼し、電力会社との交渉をしてもらった場合など、トランス交換が必要になっても、電力会社の負担で交換してもらえる場合もあります。
駄目でもともとで、トランス交換が必要になった場合は、太陽光発電設置業者に電力会社との交渉を行なってもらいましょう。
・引込み線費用
太陽光発電のパネルの設置する容量によりますが、引込み線を設置する必要がある場合があります。
現状の引込み線の容量(太さ)が足りない、又は、10kw以上のパネルを設置し、全量売電をするために必要な電線を住宅まで持ってくる必要があるなど、様々な要因があります。
ただ、こちらも前述したトランス同様、太陽光発電設置業者が電力会社に申請をし、現地調査を行なわない限り、正式な見積もりは出ません。
5万円程度で済む場合もあれば、100万円という費用が出る場合もあります。
高額な見積もりが来た場合、太陽光発電設置業者を通じて、電力会社に原因を確認し、交渉をしましょう。
実は、10kw以上の太陽光発電をするための、高電圧電線が住宅付近に無く、遠方から引っ張る為見積もりが高いといったケースもあり、設置する太陽光発電の容量を下げるなどの
仕様の変更を行なうことによって、解決する場合もあります。
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